ニュース速報

ワールド

イタリアのレンツィ元首相が連立離脱、政局一段と不透明に

2021年01月14日(木)09時51分

 イタリアのレンツィ元首相が1月13日、連立政権からの離脱を表明した。同氏が党首を務める「イタリア・ビバ」出身の閣僚らが辞任したことを受けて連立与党は議会の過半数を失い、政局は不透明感が一段と高まった。代表撮影(2021年 ロイター)

[ローマ 13日 ロイター] - イタリアのレンツィ元首相が13日、連立政権からの離脱を表明した。同氏が党首を務める「イタリア・ビバ」出身の閣僚らが辞任したことを受けて連立与党は議会の過半数を失い、新型コロナウイルス感染再拡大への対応を迫られる中で、政局は不透明感が一段と高まった。

レンツィ氏はこれまで、欧州連合(EU)の資金を活用したコロナ禍からの復興計画を巡って不満を示していた。

この日の会見では、政権からの離脱について「問題に背を向けるのではなく、向き合うことが責任の取り方だ」と説明。同時に「コンテ首相の今後の対応次第」と述べ、状況が折り合えばコンテ氏が率いる政権に再び参加する可能性も示唆した。

左派の「五つ星運動」や民主党など連立与党は今後、イタリア・ビバとの新たな連立協定締結を探る可能性もある。そうなれば大幅な内閣改造が行われるのはほぼ確実で、コンテ氏が首相として続投するかも不透明になる。

レンツィ氏は会見で「新たなコンテ政権はあり得るか?われわれは誰に対する反対も先入観もない。首相にどうすべきか指図するつもりもない」と述べた。

連立与党が今後の方針で合意できなければ、コロナ禍に対応するためマッタレッラ大統領が挙国一致内閣を発足させる可能性が高い。それもうまくいかなければ、選挙が唯一の選択肢となる。

サルビーニ党首率いる極右の「同盟」を中心とする野党勢力は、コンテ首相の辞任を求める声明を発表。安定政権の実現に向けた最善策は選挙だと訴えた。

*内容を追加しました

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国、625億元の超長期特別国債発行 消費財買い替

ワールド

中国主席が台湾野党党首と会談、「海峡両岸は一つの家

ワールド

韓国中銀、政策金利据え置き 中東紛争でインフレ・成

ビジネス

中国PPI、3月は3年半ぶりプラス転換 中東紛争で
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 8
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 9
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中