ニュース速報

ワールド

米フィラデルフィア市が夜間外出禁止令、黒人射殺後の暴動収まらず

2020年10月29日(木)07時29分

 米東部のフィラデルフィア市は、現地時間28日午後9時から市内全域に夜間外出禁止令を発出した。警察官による黒人男性射殺に対する抗議行動が3日連続で暴動や略奪に発展する事態を鎮静させるため。写真は27日撮影(2020年 ロイター/Yuki Iwamura)

[フィラデルフィア 28日 ロイター] - 米東部のフィラデルフィア市は、現地時間28日午後9時から市内全域に夜間外出禁止令を発出した。警察官による黒人男性射殺に対する抗議行動が3日連続で暴動や略奪に発展する事態を鎮静させるため。

ケニー市長など幹部は、29日午前6時まで外出を禁止すると表明。フィラデルフィア警察によると、これまでに172人が逮捕され、警察官も53人が負傷した。

また市当局者は、27日には最大1000人が関与した大規模な略奪行為があったと明らかにした。

警察監督委員会トップは「こうした連中がやっているのはわれわれの貴重な資源をただ無駄にしているだけだ」と語り、市内は「無法状態が広がっている」と嘆いた。

28日にネバダ州に入ったトランプ大統領は、フィラデルフィアの状況について「ひどい光景で、率直に言って市長もしくはどの責任者も暴動や略奪を容認しており、止めようとしないことも、また恐ろしい話だ」と市当局の対応を批判し、連邦政府の支援を提供する構えを示した。

フィラデルフィア市があるペンシルベニア州は、大統領選の激戦州の1つ。トランプ氏は抗議行動には「法と秩序」の考えで厳しく臨む姿勢だ。一方民主党候補のバイデン前副大統領は、警察を支持しながらも、人種間の不平等問題を解決することを希望するとしている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感3月確報、53.3に低下 

ワールド

スペースX上場巡り話題沸騰、銘柄コードが賭け対象に

ビジネス

ECBの拙速利上げに慎重、インフレ定着の見極めを=

ワールド

米国務長官、地上部隊使わず対イラン目標達成へ 「数
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 5
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 6
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 7
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 8
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 9
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 10
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中