ニュース速報

ワールド

訂正:ベルリンでマスク着用などの規制に抗議デモ、自由を主張

2020年08月04日(火)09時10分

 8月3日、ドイツのベルリンで1日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大抑制のための規制は人権と自由の侵害と主張する抗議デモが展開された。写真はベルリンで1日撮影(2020年 ロイター/FABRIZIO BENSCH)

[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツのベルリンで1日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大抑制のための規制は人権と自由の侵害と主張する抗議デモが展開された。

警察の推定では、デモには1万7000人が参加。リバタリアン(自由至上主義者)や憲法擁護派、反ワクチン活動家らのほか、少数の極右勢力も参加した。

ある参加者は匿名で、「われわれの要求は民主主義への回帰だ。われわれを奴隷化するマスクは排除されなければならない」と述べた。

これより先、南西部の都市シュツットガルトでも類似のデモが主催された。

与党連立の社会民主党(SPD)のエスケン共同党首は、抗議参加者らを「コビディオット(COVIDばか)」と呼び、ツイッターに「この人々はわれわれの健康のみならず、感染に対する(これまでの)成功をも脅かしている」と投稿した。

ドイツは当初、感染拡大抑制に成功したが、その後感染が増加し、累計感染者は20万人超、死者は9000人超(訂正)となっている。

大半の国民は、店舗でのマスク着用などの規制を順守しているが、一部が規制に反発している。

あるデモ参加者は、「政府の指導に従う世界で数人の科学者の意見が受け入れられているにすぎない。(異なる意見を持つ人々は)黙らされ、検閲され、陰謀論支持者と疑われている」と述べた。

*英文の訂正により、3日に配信した記事で本文6段落の死者数を「約1000人」から「9000人超」に訂正します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:中国の再利用型無人宇宙船、軍事転用に警戒

ワールド

アングル:トランプ氏なら強制送還急拡大か、AI技術

ビジネス

アングル:ノンアル市場で「金メダル」、コロナビール

ビジネス

為替に関する既存のコミットメントを再確認=G20で
MAGAZINE
特集:トランプ暗殺未遂
特集:トランプ暗殺未遂
2024年7月30日号(7/23発売)

前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理由【勉強法】
  • 2
    BTS・BLACKPINK不在でK-POPは冬の時代へ? アルバム販売が失速、株価半落の大手事務所も
  • 3
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子どもの楽しい遊びアイデア5選
  • 4
    キャサリン妃の「目が泳ぐ」...ジル・バイデン大統領…
  • 5
    地球上の点で発生したCO2が、束になり成長して気象に…
  • 6
    カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5…
  • 7
    トランプ再選で円高は進むか?
  • 8
    拡散中のハリス副大統領「ぎこちないスピーチ映像」…
  • 9
    中国の「オーバーツーリズム」は桁違い...「万里の長…
  • 10
    「轟く爆音」と立ち上る黒煙...ロシア大規模製油所に…
  • 1
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラニアにキス「避けられる」瞬間 直前には手を取り合う姿も
  • 2
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを入れてしまった母親の後悔 「息子は毎晩お風呂で...」
  • 3
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
  • 4
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 5
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理…
  • 6
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子…
  • 7
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 8
    「失った戦車は3000台超」ロシアの戦車枯渇、旧ソ連…
  • 9
    「宇宙で最もひどい場所」はここ
  • 10
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った猛烈な「森林火災」の炎...逃げ惑う兵士たちの映像
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラ…
  • 6
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 7
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを…
  • 8
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 9
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 10
    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中