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金正恩委員長が病院建設現場を視察、責任者を厳しく叱責

2020年07月20日(月)18時13分

 7月20日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩朝鮮労働党委員長が病院の建設現場を視察し、人民に負担を強いているとして責任者の交代を指示したと報じた。提供写真(2020年 ロイター/KCNA)

[ソウル 20日 ロイター] - 北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩朝鮮労働党委員長が病院の建設現場を視察し、人民に負担を強いているとして責任者の交代を指示したと報じた。

現場は10月の朝鮮労働党創建75周年に合わせ完成が急がれている平壌総合病院。人民の健康向上を目指し、「最優先」のプロジェクトとされている。

金委員長は視察の際、十分な予算が組まれていない上、設備や資材の確保を一般市民に押し付けているとして責任者グループを激しく叱責。全員の解任と交代を命じた。

朝鮮中央通信は「金委員長は、あらゆる『支援』を人民に強要したとして幹部を厳しく叱責した」と報じ、「党の方針からの深刻な逸脱」と批判した。

金委員長は「困難な状況」にもかかわらず工事が進んでいることは評価する一方、責任者グループ全体の仕事ぶりを調べ、担当者全員を交代させるよう党に指示したという。

*写真をつけて再送します。

ロイター
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