ニュース速報

ワールド

新北米協定のUSMCA、自動車メーカーは最大1年間罰則回避も

2020年07月01日(水)12時40分

7月1日に発効する「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の下、自動車メーカーとサプライヤーはコンプライアンス違反にかかる罰則を最大1年間回避できる可能性がある。米メキシコ国境で6月撮影(2020年 ロイター/Daniel Becerril)

[ワシントン 30日 ロイター] - 北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定で7月1日に発効する「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の下、自動車メーカーとサプライヤーはコンプライアンス違反にかかる罰則を最大1年間回避できる可能性がある。米税関・国境警備局(CBP)の当局者が30日、明らかにした。

USMCAでは自動車の現地調達率(価値ベース)がNAFTAの62.5%から75%に引き上げられる。さらに自動車の価値のうち40─45%は「高賃金」地域、つまり米国とカナダからもたらされることが義務付けられる。

この比率はNAFTAの下とは異なる形で決定され、各社はコンプライアンス認証方法の変更を義務付けられているほか、北米産の鉄鋼とアルミニウムの使用に関する新たな要件もある。

CBPのエグゼクティブ・アシスタント・コミッショナー(貿易担当)、ブレンダ・スミス氏は記者向け電話会見で、自動車メーカーは2020年末までに現在の生産と将来の生産計画が新ルールに適合できることを完全に認証する必要があると指摘した。

一方で、2021年最初の6カ月間については、CBPが「インフォームド・コンプライアンス期間」を適用すると説明。この期間については、積極的に順守しようとしている企業の製品には制裁関税を課すのではなく、コンプライアンスの誤りの正し方を助言するという。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マクロスコープ:さまよう「中流票」、選挙結果の振れ

ワールド

中国が香港安全保障白書、本土政府の「根本的な責任」

ワールド

トランプ氏、完成間近の米加新橋の開通阻止を警告 交

ビジネス

午前のドルは155円前半へ下落、売り地合い続く ド
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業績が良くても人気が伸びないエンタメ株の事情とは
  • 4
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 7
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 8
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 5
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中