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中国当局、コロナ感染防止策「まだ緩和できず」 警戒呼び掛け

2020年05月12日(火)22時39分

中国の保健当局は12日、ここ数日、湖北省武漢市などで新型コロナウイルスの集団感染が発生したことは、感染防止策をまだ緩和できないことを示唆すると述べ、国民に警戒を続けるよう呼び掛けた。北京で11日撮影(2020年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[北京 12日 ロイター] - 中国の保健当局は12日、ここ数日、湖北省武漢市などで新型コロナウイルスの集団感染が発生したことは、感染防止策をまだ緩和できないことを示唆すると述べ、国民に警戒を続けるよう呼び掛けた。

国家衛生健康委員会の米鋒報道官は、感染防止・制御措置は通常モードになっているが、緩和できるという意味ではないと述べた。

中国では過去2週間で湖北省を含め7つの省で新たな感染者が報告されている。10日に確認された新型コロナの新たな感染者は17人と4月下旬以来の高水準。震源地となった湖北省武漢市では、ロックダウン(都市封鎖)解除後初となるクラスター(集団感染)が確認され、感染再拡大に対する懸念が高まっている。

北京市衛生健康委員会の雷海潮主任は、現在新型コロナで治療を受けている13人が「たとえ回復して退院したとしても、それで感染リスクがゼロになったわけではない」とした上で「都市封鎖は当初、感染拡大を防止する上で極めて有効な手段だったが、今は感染拡大の防止と景気回復のバランスを探る必要がある」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
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