ニュース速報

ワールド

船内隔離は適切、米も謝意=新型肺炎感染のクルーズ船対応で官房長官

2020年02月18日(火)11時27分

2月18日、菅義偉官房長官は定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて海外を中心に批判が出ているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内隔離について、適切な判断だったとの認識を示し、米国側から謝意を表明されたと指摘した。 2019年9月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 菅義偉官房長官は18日午前の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて海外を中心に批判が出ているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内隔離について、適切な判断だったとの認識を示した。

主要感染源とみられる船内への隔離を疑問視する見方が出ていることについて、官房長官は「適切だと思っている。米国は当初謝意を表明していた。(米のチャーター機派遣後も)船に残った米国人がたくさんいる」と反論した。

<共同通信記者の感染ハイヤー利用「適切に対応」>

新型ウイルスに感染した運転手によるハイヤーを、共同通信記者10人が利用していた件について、政府としても報告を受けており適切に対応すると述べた。

中国やタイで新型ウイルスに効果があると指摘されている抗HIV薬に関連し「現時点で予断をもって医薬品として承認できるまでの期間を述べることは控えるが、国立国際医療センターを中心に臨床試験の早期開始に向けて準備を進めている」と説明した。

3月5日に開幕予定だった中国の全国人民代表大会(全人代)の延期観測については「中国全人代の動向を注視しているが、現時点で習近平国家主席の訪日は予定通りであり、準備を粛々と進めていく」と強調した。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が

ビジネス

NY外為市場=ドル対ユーロで軟調、円は参院選が重し
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中