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米大統領選、民主党の有力候補らが黒人層に支持訴え

2019年11月22日(金)10時13分

 11月21日、来年の米大統領選に向け指名を争う民主党の有力候補らは、有力候補の一人であるバイデン前副大統領の黒人層における圧倒的人気に追いつくため、黒人が人口の過半数を占める南部ジョージア州アトランタでそれぞれ遊説を展開し、支持を訴えた。写真はアトランタで開かれた民主党候補によるディベート。11月21日撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[アトランタ 21日 ロイター] - 来年の米大統領選に向け指名を争う民主党の有力候補らは21日、有力候補の一人であるバイデン前副大統領の黒人層における圧倒的人気に追いつくため、黒人が人口の過半数を占める南部ジョージア州アトランタでそれぞれ遊説を展開し、支持を訴えた。

民主党の党員集会(コーカス)・予備選(プライマリー)では、有権者の約4人に1人が黒人となっており、黒人層の重要性は高い。

バイデン氏は、米史上初の黒人大統領であるオバマ前大統領時代にナンバー2である副大統領を務めたことを踏まえ、黒人社会と長期で築いた関係性を強調した。

一方、支持率を伸ばしているものの、黒人層の支持が低いインディアナ州サウスベンド市長のブティジェッジ氏は、黒人差別の撤廃を訴えたマーティン・ルーサー・キング牧師がかつて説教したエベネザー・バプテスト教会でのイベントなどで演説した。

ただ、ブティジェッジ氏は前日にアトランタで行われた民主党候補の討論会で、黒人有権者との共通項に関する質問に対し、ゲイの男性としての自身の苦闘に言及したことから、黒人のカラマ・ハリス上院議員から「ナイーブ」と批判を受けていた。

この批判について同氏は21日、黒人とゲイの人々の歴史は「同等に扱うべきではない」と述べ、「個人としての苦闘を選挙戦で前面に打ち出すのならば、それを他人を助ける動機付けとすべきだ」と釈明した。

バイデン氏はアフリカ系米国人の高年齢層ほど支持率が高い。一方、ウォーレン上院議員とサンダース上院議員は21日の遊説でそれぞれの急進的な政策に同調する可能性が高いとみられる若年層のアフリカ系米国人に照準を絞った。

キング牧師を輩出したモアハウス大学でサンダース氏は、歴史的黒人大学(HBCU)への連邦予算配分を増やす案を打ち出すとともに、公約している学生ローンの債務免除と公的医療保険制度の拡大を巡り聴衆の喝采を浴びた。

ウォーレン氏は同じくHBCUであるクラークアトランタ大学で演説する予定。

ロイター/イプソスによる10月、11月の民主党候補指名争いに関する世論調査によると、民主党支持層および独立系のアフリカ系米国人の32%がバイデン氏を支持。一方、ブティジェッジ氏の支持率は1%にとどまり、サンダース氏は16%、ウォーレン氏は9%、ハリス氏は6%だった。

多くのアフリカ系米国人にとっては、トランプ大統領からの政権奪還が、候補を選ぶうえで最も重要となっていることが過去の世論調査で明らかになっている。

ロイター
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