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豪4大銀行が不正融資や金利の二重徴収認める、ずさん経営浮き彫りに
[シドニー 21日 ロイター] - 豪王立委員会が行っている国内金融セクターの調査で21日、4大銀行の不正融資や金利の二重徴収といったずさんな経営が浮き彫りになった。同委員会の上級顧問マイケル・ホッジ氏は4大銀行すべてが提出文書で、何らかの不正行為を認めたと明らかにした。
同委員会は3度目となる公聴会を21日から開いており、今回は銀行による中小規模企業の扱いが焦点となる。
これまでの公聴会では金融助言業務での一連の不祥事が発覚し、富裕層向け金融サービス大手AMP
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)
ホッジ氏は「ANZは2017年に法人向け事業の幹部2人が外部の第三者と共謀し、47件の不正融資を行ったことを認めた」と語った。
ホッジ氏によると、コモンウェルス銀行
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)
4大銀行は住宅ローンや法人向けローン市場のほか、預金や消費者金融市場でも大きなシェアを握っている。