Sinéad Carew Johann M Cherian
[22日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。S&P総合500種は日中最高値を更新。動画配信サービス大手ネットフリックスの四半期決算に支援された。トランプ大統領が民間部門による人工知能(AI)インフラへの最大5000億ドルの投資を発表したことを受け、テクノロジー株が買われた。
S&P500の主要11セクターでは、情報技術セクターの上昇率が2.5%で最大だった。半導体大手エヌビディアとマイクロソフトが買われ、同セクターを押し上げた。
トランプ氏は21日、オラクル、オープンAI、ソフトバンクグループが「スターゲート」と呼ぶ合弁事業を始める計画で、米国でデータセンターを建設して10万人以上の雇用を創出すると発表した。ただ資金調達に関する詳細は明らかになっていない。[nL6N3OH0S9]
ネットフリックスは21日、2024年第4・四半期に1890万人の新規会員を獲得したと発表。スポーツのライブ配信や韓国ドラマ「イカゲーム」続編の人気で新規会員の増加数は過去最高となり、市場予想を大きく上回った。株価は9.7%上昇し、S&Pを押し上げた。
ただ、この日上昇した業種は情報技術と1.1%高となった通信サービスのみ。公益事業は2.2%安で11セクターで最大の下げを記録した。
BCAリサーチの米国株チーフストラテジスト、アイリーン・タンケル氏は「これはテクノロジー投資に対する興奮に過ぎない」と述べ、市場で買いが広がっていないことに言及した。
オラクルは6.8%上昇。ソフトバンクG傘下の英半導体設計大手アームの米市場上場株は15.9%高、サーバーメーカーのデルは3.6%上昇した。
ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントの株式担当チーフポートフォリオマネジャー、マット・スタッキー氏は「直接の受益者は少なくとも最初は半導体分野だろう」と述べ、1.7%高で引けたフィラデルフィア半導体指数のアウトパフォームを指摘した。
その上で、資金調達が明確でなければ、このニュースは「絵に描いた餅のような投資話」になると語った。
トランプ大統領は、中国、メキシコ、カナダ、欧州連合(EU)からの輸入品に対する関税が2月1日に発動される可能性に言及しており、投資家はインフレ懸念から政権の通商政策を引き続き注視している。
日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は四半期決算が市場予想を上回り、株価は1.9%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.55対1の比率で上回った。ナスダックでも1.4対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は138億9000万株。直近20営業日の平均は153億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44156.73 +130.92 +0.30 44178.06 44208.34 44042.11
前営業日終値 44025.81
ナスダック総合 20009.34 +252.56 +1.28 19903.05 20068.52 19903.05
前営業日終値 19756.78
S&P総合500種 6086.37 +37.13 +0.61 6081.39 6100.81 6076.13
前営業日終値 6049.24
ダウ輸送株20種 16555.84 -106.62 -0.64
ダウ公共株15種 1005.86 -24.10 -2.34
フィラデルフィア半導体 5469.29 +90.80 +1.69
VIX指数 15.10 +0.04 +0.27
S&P一般消費財 1898.44 -1.29 -0.07
S&P素材 558.73 -4.44 -0.79
S&P工業 1187.87 -1.98 -0.17
S&P主要消費財 846.84 -2.24 -0.26
S&P金融 838.72 -3.48 -0.41
S&P不動産 258.27 -4.64 -1.76
S&Pエネルギー 697.95 -12.43 -1.75
S&Pヘルスケア 1656.91 -4.20 -0.25
S&P通信サービス 355.88 +4.00 +1.14
S&P情報技術 4733.60 +115.05 +2.49
S&P公益事業 398.11 -8.86 -2.18
NYSE出来高 10.11億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39865 + 285 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 39805 + 225 大阪比