ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル横ばい、一連の経済指標を消化

2024年10月12日(土)06時09分

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し横ばいで推移した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク/ロンドン 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し横ばいで推移した。一連の米経済指標で連邦準備理事会(FRB)が現在の金融政策路線を維持するとの観測が裏付けられ、市場では消化する動きが続いている。

労働省がこの日発表した9月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年比1.8%上昇。食品価格の上昇を背景に市場予想の1.6%上昇を上回ったものの、7カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。

前日発表の9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇。市場予想の2.3%をやや上回ったものの、2021年2月以来約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。

クラリティフォレックス(サンフランシスコ)のエグゼクティブディレクター、アマルジット・サホタ氏は「FRBが年内にどこまで利下げを実施するか、過度に積極的だった観測が後退している」と述べた。

CMEフェドウオッチによると、FRBが11月の会合で0.25%ポイントの利下げ決定する確率は91%。金利据え置きを決定する確率は9%。

主要通貨に対するドル指数は横ばいの102.91。前日は、FRBによる大幅利下げ観測の後退を背景に103を超える水準に上昇し、8月半ば以来の高値を付けていた。

ユーロ/ドルは横ばいの1.1093ドル。

英ポンド/ドルは0.08%高の1.3072ドル。

ドル/円は0.35%高の149.12円。

中国人民元は0.22%高の1ドル=7.067元。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが5.38%高の6万2930.00ドル、イーサが3.8%高の2456.70ドル。

ドル/円 NY終値 149.13/149.16

始値 149.06

高値 149.28

安値 148.82

ユーロ/ドル NY終値 1.0937/1.0939

始値 1.0935

高値 1.0952

安値 1.0927

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ミャンマーで総選挙投票開始、国軍系政党の勝利濃厚 

ワールド

米北東部に寒波、国内線9000便超欠航・遅延 クリ

ワールド

米、中国の米企業制裁「強く反対」、台湾への圧力停止

ワールド

中国外相、タイ・カンボジア外相と会談へ 停戦合意を
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 3
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌や電池の検査、石油探索、セキュリティゲートなど応用範囲は広大
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 6
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 7
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 8
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    【クイズ】世界で最も1人当たりの「ワイン消費量」が…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中