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肥満症薬のノボ・ノルディスク、需要急増で業績見通し引き上げ 

2024年05月02日(木)16時41分

 5月2日、肥満症治療薬「ウゴービ」を手がけるデンマークの製薬大手ノボ・ノルディスクは、2024年の業績見通しを引き上げた。写真はウゴービの箱。3月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Hollie Adams)

Maggie Fick

[ロンドン 2日 ロイター] - 肥満症治療薬「ウゴービ」を手がけるデンマークの製薬大手ノボ・ノルディスクは2日、2024年の業績見通しを引き上げた。第1・四半期決算も予想を上回った。

好決算はウゴービの成功と、急成長する肥満治療薬市場における同社の優位性を示している。しかし急拡大する需要に供給が追い付かないことや、同じく肥満症薬を手がける米イーライ・リリーとの競争が課題となっている。

今年の売上高は現地通貨ベースで19─27%増加するとした。従来予想は18─26%増。営業利益は22─30%増を見込み、21─29%増から引き上げた。

第1・四半期はEBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期比27%増の318億デンマーククローネ(45億7000万ドル)となった。LSEGのアナリスト予想(290億クローネ)を上回った。

ウゴービを含む肥満症治療薬の売上高は、現地通貨ベースで41%増の110億クローネだった。ウゴービの売上高は94億クローネで、前期の96億クローネから減少した。前年同期比では107%増となった。

ロイター
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