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中国主要半導体見本市、材料・装置各社が「国内調達」訴え

2024年03月25日(月)10時08分

中国・上海で20─22日に開かれた半導体業界の主要見本市「セミコン・チャイナ」で中国の半導体材料や装置各社は、半導体メーカーに国内調達を強く訴えた。写真は、2023年6月に上海で開催された「セミコン・チャイナ」の様子。(2024年 ロイター/Nicoco Chan)

[上海 22日 ロイター] - 中国・上海で20─22日に開かれた半導体業界の主要見本市「セミコン・チャイナ」で中国の半導体材料や装置各社は、半導体メーカーに国内調達を強く訴えた。米国などの対中半導体規制の圧力を受ける同業界が、政府の供給網強化への呼びかけに呼応した。

出展企業にはフォトレジスト塗布装置を製造する江蘇省昆山のVel-Tec Semiconductorや、半導体製造装置の晶盛機電が含まれた。

ロイターが取材した中国企業十数社は、自社製品が外国製品を代替できると指摘。出展した外国企業のスタッフは、品質や効率性でまだ後れを取っているものの、中国の競合社が急速に追いついてきていると述べた。

上海のコンサルティング会社タイダルウェーブ・ソリューションズのシニアパートナーを務めるキャメロン・ジョンソン氏は「多くの展示企業は『現地調達』やサプライチェーン(供給網)の米国脱却に明確にフォーカスしていた」と語った。

セミコン・チャイナの出展社は1100社に上り、会場は多数の来場者で賑わったが、外資企業は日本、韓国、台湾から数社が出展したものの、米国からはほぼ皆無だった。中国の半導体受託製造最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)など国内大手も不在だった。

ロイター
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