[21日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は21日、竜巻に襲われたノースカロライナ州にある同社ロッキーマウント工場について、主に被害を受けたのは倉庫で、製造施設ではないと述べた。

19日に発生した竜巻により、ロッキーマウント工場の倉庫は完全に損壊したが、製造施設は大きなダメージを負っていないように見受けられる。

ただブーラ氏は、製造施設の構造に被害がないとしても、再稼働には数週間を要するだろうと説明。現在は工場の再稼働に向けて電力の復旧に取り組みつつ、米国内の代替生産候補地の選定も進めていると付け加えた。

ロッキーマウント工場は、無菌注射剤の製造で世界屈指の規模。病院で使われる麻酔薬や鎮痛剤、抗感染症薬などを供給し、米国の病院向けのファイザー製無菌注射剤の25%近くがここで製造されている。

ブーラ氏は、同社の手元には6週間分の在庫があるので、しばらく病院側には影響がないと強調した。

米食品医薬品局(FDA)もファイザーと協力し、ロッキーマウント工場の被害がもたらす影響を点検中。現段階では病院や卸売会社に製品がある点を踏まえ、直ちに供給面で重大な支障が生じるとはみていない。

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