ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、2万7000円割れ 金融システム不安再燃

2023年03月16日(木)12時03分

16日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比255円09銭安の2万6974円39銭と反落した。写真は東京証券取引所。2020年10月、東京で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 16日 ロイター] - 16日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比255円09銭安の2万6974円39銭と反落した。欧米での金融システム不安が再燃したことで投資家心理が悪化しリスク回避の売りが広がり、銀行や保険などの金融セクターを中心に幅広い銘柄が値下がりした。日経平均は1月23日以来の節目の2万7000円割れとなった。 日経平均は前営業日比432円安でスタートした後も下げ幅を拡大し、一時前日比596円安の2万6632円92銭まで下落した。経営不振が懸念されるスイスの金融大手クレディ・スイスの株価が前日急落し再び金融システム不安が高まったことで、投資家がリスク回避姿勢を強めた。

ただ、前場の序盤にクレディ・スイスがスイス国立銀行(中央銀行)から最大500億スイスフラン(約7兆円)を借り入れる措置について発表すると、日経平均は急速に下げ幅を縮小し2万7000円を回復する場面もあった。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「スイス中銀によるクレディ・スイスへの流動性供給のニュースが投資家心理の悪化に歯止めをかけた。市場はいったんは小康状態を取り戻すのではないか」とみている。ただ、根本的な解決への道が見えていないことから、投資家心理は揺れやすい状況が続くいう。

TOPIXは1.29%安の1934.79ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆9614億0300万円だった。東証33業種では、値下がりが鉄鋼や保険業、銀行業など32業種で、値上がりが情報・通信業のみだった。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループが3.3%安、みずほフィナンシャルグループが3.4%安、三井住友フィナンシャルグループが3.8%安となるなど、銀行株が軒並み売られた。保険株も軟調で、第一生命ホールディングスは6.8%安と大幅安。

一方、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体銘柄は底堅かった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが174銘柄(9%)、値下がりは1638銘柄(89%)、変わらずは25銘柄(1%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

香港火災、犠牲者追悼の動き広がる 150人依然不明

ワールド

トランプ氏、ベネズエラ周辺空域「全面閉鎖」と警告

ワールド

エアバス機不具合、CEOが謝罪 世界の航空会社に影

ワールド

アングル:「世界一幸せな国」に忍び寄る不安、経済低
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場の全貌を米企業が「宇宙から」明らかに
  • 4
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 7
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    香港大規模火災で市民の不満噴出、中国の政治統制強…
  • 10
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 6
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中