ニュース速報

ビジネス

FTX、50億ドル超の現金や証券を回収=弁護士

2023年01月12日(木)08時18分

経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXが50億ドル超の現金や流動的な仮想通貨、証券を回収したと、FTXの弁護士が11日に破産裁判所で行われた審理で判事に明らかにした。3日撮影(2023年 ロイター/David Dee Delgado/File Photo)

[ニューヨーク/ウィルミントン(米デラウェア州) 11日 ロイター] - 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXが50億ドル超の現金や流動的な仮想通貨、証券を回収したと、FTXの弁護士が11日に破産裁判所で行われた審理で判事に明らかにした。

さらに、簿価46億ドル相当の非戦略的投資資産を売却する計画とした。

ただ、法務チームが引き続き正確な内部記録の作成に取り組んでおり、実際の顧客の損失額は不明とした。米商品先物取引委員会(CFTC)は損失額を80億ドル以上と推計している。

回収した50億ドルにはFTX創業者のサム・バンクマンフリード被告がいたバハマ諸島の証券委員会が押収した資産は含まれていないという。

バハマ当局は押収した資産の価値を最大35億ドルと評価しているが、FTXの弁護士は最低1億7000万ドルと推計。押収された資産の大部分はFTXが所有する流動性の低いFTTトークンで価格の変動が激しいとしている。

<資産売却>

FTXは顧客利益のために今後数カ月で追加資金を調達できるようになった。これは判事が11日の審理で、関連会社売却検討手続きを求めるFTXの要請を認めたためだ。

FTXの裁判所提出書類によると、関連会社であるLedgerX、Embed、FTXジャパン、FTXヨーロッパはFTXグループから比較的独立しており、それぞれが独自の顧客口座と個別の経営陣を有している。

FTXはこれまで、いずれの会社売却にもコミットしていないが、数十件のオファーを受けており、来月からオークションを開催する予定としている。

米政府の破産監督者である連邦管財官は、FTXの詐欺疑惑の規模が完全に調査される前に関連会社を売却することに反対した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、次期FRB議長指名のウォー

ワールド

ゼレンスキー氏「ロがエネ施設攻撃停止」、物流標的の

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ179ドル安 次期FRB議

ワールド

メキシコ大統領、キューバ支援に向け解決策模索 米の
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中