ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反発、一時200円超高 材料難で伸び悩み

2022年12月26日(月)12時08分

午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比134円52銭高の2万6369円77銭と反発した。写真は東証、2020年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比134円52銭高の2万6369円77銭と反発した。前週末の米国株市場で主要3指数が反発した流れを受け日経平均の上げ幅は一時200円を超えたが、一巡後は伸び悩んだ。

日経平均は前営業日比64円高と買い先行でスタートし、一時約200円高の2万6438円65銭に上値を伸ばした。ただ、年末で商いが薄いことに加え材料も乏しく、その後は上げ幅を縮めた。

前週末の米国市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は底堅い動きで、東京市場でも値がさの半導体関連が指数を支援した。原油高を受けて資源関連も堅調。為替の円高傾向が一服したことから、自動車など輸出関連株もしっかりだった。

一方、前週末に買われた銀行や保険は軟調だった。市場では「先週買われすぎたので、揺り戻しの動きだろう」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)との見方が聞かれた。

きょうは午後に黒田東彦日銀総裁が経団連で講演を行う予定で、市場の注目は高いが「先週の会見内容と同じことを話すにとどまるとみている」(井出氏)という。

TOPIXは0.11%高の1900.06ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は9829億3200万円と薄商い。東証33業種では、値上がりは鉱業や非鉄金属、石油・石炭製品など24業種、値下がりは保険、電気・ガスなど9業種だった。

個別では、値がさのファーストリテイリングや東京エレクトロンがしっかり。石油資源開発や出光興産は大幅高だった。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ、第一生命ホールディングスは軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが995銘柄(54%)、値下がりは733銘柄(39%)、変わらずは108銘柄(5%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マレーシアGDP、第2四半期は前年比4.4%増 予

ビジネス

ノボノルディスク、南アで肥満症薬「ウゴービ」を発売

ワールド

カナダ、6月の製造業売上高を一時誤掲載

ビジネス

中国7月指標、鉱工業生産・小売売上高が減速 予想も
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化してしまった女性「衝撃の写真」にSNS爆笑「伝説級の事故」
  • 4
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 5
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 6
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 7
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 8
    「デカすぎる」「手のひらの半分以上...」新居で妊婦…
  • 9
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 10
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 3
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何か?...「うつ病」との関係から予防策まで
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中