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韓国財閥ハンファ、大宇造船に14億ドル投資へ
韓国の大宇造船海洋は26日、韓国財閥ハンファグループが2兆ウォン(14億ドル)を投資するのと引き換えに大宇造船海洋の49.3%の株式と経営権を獲得することに暫定合意した。写真は、ハンファのロゴ。2022年5月22日にスイス・ダボスで撮影。(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ソウル 26日 ロイター] - 韓国の大宇造船海洋は26日、韓国財閥ハンファグループが2兆ウォン(14億ドル)を投資するのと引き換えに大宇造船海洋の49.3%の株式と経営権を獲得することに暫定合意した。大宇造船海洋、ハンファグループ、および大宇造船海洋の主要株主が明らかにした。
大宇造船海洋が規制当局に提出した書類によると、ハンファ・エアロスペースを含むハンファグループ関連会社との契約は、他の入札に一定期間開放された後にハンファが選択された場合にのみ有効となる。
政府系の韓国産業銀行(KDB)は、大宇造船海洋の株式55.7%を保有している。ハンファが最終的な入札者として選ばれた場合、KDBの株式保有比率は28.2%に低下する見通しという。
KDBは造船業界の過剰生産能力に対処するため、大宇造船海洋の売却を進めていた。
大宇造船の提出書類によると、同社は2022年上半期に5770億ウォンの営業損失を出した。21年も1.7兆ウォンの営業赤字だった。