ニュース速報

ビジネス

JPモルガン、政治献金再開 選挙結果反対の共和党議員の凍結は継続

2021年06月05日(土)01時29分

6月4日、米金融大手JPモルガン・チェースが、年初から停止していた政治活動委員会(PAC)を通じた政治献金を6月に再開することが、社内メモで明らかになった。ただ、2020年の米大統領選の結果に意義を唱えた「一握り」の共和党議員への献金は引き続き凍結する。写真2013年9月、ニューヨークのJPモルガン本社「2021年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースが、年初から停止していた政治活動委員会(PAC)を通じた政治献金を6月に再開することが、社内メモから明らかになった。しかし、2020年の米大統領選の結果に意義を唱えた「一握り」の共和党議員への献金は引き続き凍結する方針。

トランプ前大統領の支持者が1月、連邦議会議事堂に乱入した問題を受け、バイデン氏の大統領選勝利認定に反対した議員らへの献金を停止する企業が相次いだ。

ロイターが確認したJPモルガンの社内メモによると、一部共和党議員への献金凍結は、22年11月の中間選挙を含む21─22年の選挙期間継続する。その後、献金の再開を巡り精査するという。

献金を引き続き凍結する議員の名前は同メモに明記されていないものの、金融機関への政策に影響力を持つ共和党議員の反発を買う可能性がある。

政治献金の監視団体センター・フォー・ レスポンシブ ・ポリティクス(CRP)によると、JPモルガンは19─20年の選挙期間に、候補者や候補者を支援する委員会などに約100万ドルの献金を行った。

他の金融大手では、モルガン・スタンレーのPACが2月に一部議員への献金を再開した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相「首脳外交の基礎固めになった」、外交日程終

ワールド

アングル:米政界の私的チャット流出、トランプ氏の言

ワールド

再送-カナダはヘビー級国家、オンタリオ州首相 ブル

ワールド

北朝鮮、非核化は「夢物語」と反発 中韓首脳会談控え
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 8
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 10
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中