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百度と吉利のEV合弁、5年間で77億ドル投資へ=CEO
中国の検索サイト、百度(バイドゥ)と自動車メーカー、浙江吉利控股集団が共同で設立した電気自動車(EV)メーカー、集度汽車は、今後5年間で500億元(77億ドル)をスマートカーの製造に投資する。写真は上海で19日撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 23日 ロイター] - 中国の検索サイト、百度(バイドゥ)と自動車メーカー、浙江吉利控股集団が共同で設立した電気自動車(EV)メーカー、集度汽車は、今後5年間で500億元(77億ドル)をスマートカーの製造に投資する。
集度汽車の夏一平・最高経営責任者(CEO)がロイターに明らかにした。
最初のEVは、業界標準の3年後に発売することを目指すが、開発を急ぐ方針も示した。
最初のモデルは「ロボット」のような車種になる見通しで、若者をターゲットにする。市場のビッグデータ分析を基に最終決定を下すという。
同CEOは「自分の感情でコミュニケーションができるロボットのような感じを受けるだろう」と述べた。
同CEOは、シェア自転車サービス「モバイク(摩拝単車)」の共同創業者。
最初のモデルを発売した後は、毎年もしくは1年半ごとに新モデルを投入する計画。販売目標は明らかにしなかったが、今後2-3年で2500ー3000人を雇用する計画。うち400ー500人はソフトウエアエンジニアになる見通しという。
集度汽車は、吉利のオープンソースEVプラットフォームを利用してEVを開発する。生産は、吉利が複数の自動車工場を保有する中国東部の寧波市で行いたいとしている。
最初はディーラーを通さずに消費者に直接販売する計画。