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米景気回復に弾み、目標達成なお遠く=ウォラーFRB理事

2021年04月17日(土)02時04分

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は16日、新型コロナウイルスワクチンが普及し、経済活動の再開が進む中、米経済に弾みがつくとの見通しを示した。写真はワシントンのFRB前。2018年8月撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie/File Photo)

[16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は16日、新型コロナウイルスワクチンが普及し、経済活動の再開が進む中、米経済に弾みがつくとの見通しを示した。

ウォラー理事はCNBCとのインタビューで、今年の米成長率が6.5%に達すると予想。年末までにインフレ率は約2.5%上昇し、失業率は約5%に改善する見通しとした。

見通しは改善しているものの、FRBが最大雇用と物価安定の二大目標を達成する道のりは依然長いとも強調した。

マイノリティー(少数派)の失業率は高止まりしているほか、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴うボトルネックが解消され、政府の経済対策を追い風とする需要押し上げ効果が薄まれば、「現時点で確認されているインフレの一時的な高まりは長続きしない」と語った。

インフレ率については「平均2%近辺で推移することが望ましい」とし、「3%、もしくはそれ以上の水準にしばらくとどまることになれば、快適とは感じられないだろう」と述べた。

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