ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請90万件に小幅改善、雇用2カ月連続減の恐れも

2021年01月22日(金)04時29分

米労働省が21日に発表した16日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は90万件と、前週の92万6000件から小幅ながら改善した。写真はアーカンソー州フォートスミスで失業保険申請に並ぶ市民ら。昨年4月撮影(2021年 ロイター/Nick Oxford)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米労働省が21日に発表した16日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は90万件と、前週の92万6000件から小幅ながら改善した。ただ、新型コロナウイルスの流行の勢いは衰えておらず、国内の雇用は2020年12月に続き、2カ月連続で減少する恐れがある。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は91万件だった。

調整前の申請件数は15万1303件減の96万0668件だった。

労働市場ではサービス業で新型コロナの影響が大きく、特に低賃金労働者が打撃を受けている。二極化が進むいわゆる「K字型」回復の問題に対処することは、バイデン新政権が直面する主要課題の一つ。

米国家経済会議(NEC)のディーズ委員長は、労働市場が脆弱なため、1兆9000億ドル規模の追加経済対策法案を至急成立させる必要があると強調。「コロナを抑制し、経済を安定化させるとともに、長期的な被害を減らす」ことが重要と訴えた。

自営業者や単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」などに適用されるパンデミック失業支援(PUA)などを含めた申請件数は140万件だった。

9日までの1週間の失業保険受給総数は505万4000件と、前週から12万7000件減少した。年初時点で、何らかの失業保険を受けていた人は約1600万人に上る。

今回の失業保険統計は1月の雇用統計と調査期間が重なる。失業保険申請件数は12月から1月にかけ、やや高い水準で推移している。

月初に発表された昨年12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比14万人減少し、8カ月ぶりに悪化に転じた。

ウェルズ・ファーゴ証券のシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「1月の雇用者数が再びマイナスになる可能性がある」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル・UAE主要空港、限定的に再開へ 帰国支

ワールド

中東紛争激化で旅行関連株急落、過去3日で世界で40

ワールド

トランプ氏、イランとの戦争で「大きな波はまだ」=報

ワールド

イラン作戦、目標達成に時間 終わりなき戦争ではない
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 5
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 6
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中