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2020年ヘッジファンドリターンは約11%、11年ぶり高水準=HFR
2021年01月20日(水)09時59分
[トロント 19日 ロイター] - 米ヘッジファンド・リサーチ(HFR)のデータによると、2020年の全世界のヘッジファンドのリターンは平均で11.6%と、2009年以来の高水準を記録した。新型コロナウイルスによる相場の大幅変動で利益を確保した。
ヘッジファンドの運用資産は2020年第4・四半期に2900億ドル増え、20年末時点で3兆6000億ドルに達した。
第4・四半期に運用資産が50億ドル以上のヘッジファンド運用会社には、差し引き48億ドルの資金が流入した。一方、50億ドル未満は流出超となった。
2020年通年のリターンは、株式に投資するヘッジファンドが17.4%、企業の合併・買収に焦点を当てる戦略のファンドは8.8%、マクロ経済イベントに着目して利益を得るファンドは5.3%だった。
HFRのプレジデント、ケネス・J・ハインツ氏は「機関投資家は全世界的に先を見据えたヘッジファンドへのアロケーションを行っている。(新型コロナ)ウイルス封じ込めを巡る目先の不透明感や、2021年の欧米・アジア経済を巡る不確実性に備えている」と説明した。
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