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11月独サービス部門PMI改定値は46.0に低下、ロックダウン影響
IHSマークイットが3日に発表した11月のドイツのサービス部門PMI改定値は46.0となり、前月の49.5から低下した。写真は11月、フランクフルトのレストランで撮影(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 3日 ロイター] - IHSマークイットが3日に発表した11月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.0となり、前月の49.5から低下した。速報値の46.2から下方に改定された。景況の拡大・悪化の分かれ目となる50を2カ月連続で割り込んだ。
新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて導入された2回目のロックダウン(都市封鎖)が影響した。ドイツでは11月2日以降、レストランやバー、ホテル、ジム、娯楽施設が閉鎖されている。工場や店舗については、社会的距離を確保した上で、稼働や営業が認められている。
11月のサービスPMIは、ホスピタリティーやレストラン部門が主に足を引っ張ったが、その他の消費者向けサービスも再度のロックダウンにより深刻な打撃を受けている。
IHSマークイットのフィル・スミス氏は「ロックダウンが12月も延長されるということは、ドイツ経済にとって、厳しい年の終わりにになるということ」と指摘。新型コロナワクチンの開発進展は多くのビジネスの見通しを明るくしたが、完全回復への道のりは長いと述べた。
製造業とサービスと合わせた総合PMI改定値は51.7で、前月の55.0から低下した。速報値の52.0から下方改定となった。