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中国歳入、第3四半期は前年比4.7%増 景気回復が寄与
[北京 21日 ロイター] - 中国財政省によると、第3・四半期の歳入は前年比4.7%増加した。景気回復の加速が背景。
第2・四半期は前年比7.4%減、第1・四半期は14.3%減だった。
第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.9%増で、アナリスト予想には届かなかったものの前期(3.2%増)から伸びが加速した。
9月の歳入は前年比4.5%増。8月(5.3%増)から伸びが鈍化した。
1─9月の歳入は前年比6.4%減の14兆1002億元(2兆1200億ドル)、歳出は1.9%減の17兆5185億元だった。
財政省の高官はブリーフィングで、第4・四半期も景気回復が継続し税収を押し上げるとの見方を示し、累積的な歳入の減少は和らぐと予想した。
財政省によると、今年1─8月に税金や諸手数料を1兆8800億元引き下げており、年間では2兆5000億元以上の減額になる見込み。
別の高官は、小規模銀行のリスクへの対応に2000億元の地方政府特別債を配分したと説明した。
国務院(内閣)は7月、地方政府が今年の特別債発行で調達した資金の一部を一部小規模銀行の資本増強に使うことを認めると表明した。
今年の地方政府の特別債発行枠は3兆7500億元で、昨年の2兆1500億元から拡大した。
*財政省の高官コメントなどを追加しました。