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独経済、今年は5.2%縮小へ 従来予想を上方修正=IFO
ドイツのIFO経済研究所は9月22日、同国の今年の経済成長率がマイナス5.2%になるとの見通しを示した。従来のマイナス6.7%から予想を引き上げた。写真はフランクフルト。昨年1月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は22日、同国の今年の経済成長率がマイナス5.2%になるとの見通しを示した。従来のマイナス6.7%から予想を引き上げた。新型コロナウイルスの世界的大流行による悪影響が当初の想定ほど大きくならないと示す兆候があるため。
IFOのチーフエコノミスト、ティモ・ボルマーショイザー氏は、「第2・四半期の落ち込みと景気回復は、想定したよりも好ましい形で展開している」と述べた。
2021年についてはプラス6.4%の成長率予想を5.1%に引き下げた。22年は1.7%の成長を見込む。
今年の失業者は270万人と、昨年の230万人から増えると予想、その後は21年に260万人、22年は250万人に減るとした。
この結果、失業率は昨年の5.0%から今年は5.9%に悪化する見通し。21年は5.7%に改善し、22年は5.5%とさらに低下すると見込む。
IFOは今後の見通しについて、異例の高い不透明感があると警告。コロナ感染者の増加や英国による無秩序な欧州連合(EU)離脱のリスク、未解決の通商摩擦を理由に挙げた。