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英中銀、マイナス金利は選択肢だが直ちに使う計画ない=総裁

2020年08月06日(木)19時14分

 8月6日、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、マイナス金利は景気刺激策の選択肢だが、新型コロナウイルス危機への対応で活用する考えはないと言明した。写真は2017年12月、ロンドンの同行前で撮影(2020年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は6日、マイナス金利は景気刺激策の選択肢だが、新型コロナウイルス危機への対応で活用する考えはないと言明した。

ベイリー氏は記者団に「(マイナス金利は)われわれが有する手段の一つだが、今のところ使う計画はない」と述べた。

失業率が7.5%まで上昇するとの中銀の予測について、非常に厳しい見通しだが時間とともに低下するとし、インフレ率も目標に向かって上昇する公算が大きいとの見通しを示した。

その上で、こうした状況から金融政策の方向性を予想することが可能だと指摘した。

ただ。英経済はこの先、厳しい課題に直面する可能性があるとの見方を示し、中銀は必要に応じて一段の景気刺激策を打ち出すと述べた。

また新型コロナの流行が最大の試練としたほか、英国が年末までに欧州連合(EU)と貿易協定について合意できないことも経済の下振れリスクの一つとの認識を示した。

ロイター
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