ニュース速報

ビジネス

三菱航空機、スペースジェットの米拠点閉鎖 開発予算縮小で

2020年05月23日(土)18時26分

ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める三菱航空機(愛知県豊山町)は、米ワシントン州などの海外拠点を閉鎖する方針を明らかにした。写真は2018年7月、英ファンボローの国際航空ショーで撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[23日 ロイター] - ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を進める三菱航空機(愛知県豊山町)は、米ワシントン州などの海外拠点を閉鎖する方針を明らかにした。親会社の三菱重工業<7011.T>が開発予算の縮小を決めたためで、日本でも人員を削減する可能性があるという。

新型コロナウイルスの感染拡大によって航空機需要が落ち込む中での決定で、納期をすでに6回延期している90席クラスの「Ⅿ90」の量産計画は、さらに遅れる可能性がある。

北米市場向けの主力機として検討していた70席クラスの「M100」の開発計画は、すでに見合わせている。

三菱航空機の広報担当者はロイターに対し、「海外での活動を大幅に縮小し、組織全体に大きな影響を及ぼす難しい決断を迫られた」と説明。「日本でも組織の縮小が予想されるが、はっきりしたことはまだ分からない」と述べた。

閉鎖するのは、米ワシントン州とカナダのモントリオールの事務所。シアトル郊外の試験飛行場の小規模な整備チームは残すという。

三菱重工は5月11日の決算会見で、今年度のスペースジェット開発予算を前年度の1400億円から600億円程度に削減する方針を明らかにしていた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-米軍、数週間の対イラン作戦に備

ワールド

アングル:インド進出を加速する英大学、移民抑制受け

ワールド

アングル:戦闘で労働力不足悪化のロシア、インドに照

ワールド

アングル:フロリダよりパリのディズニーへ、カナダ人
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語…
  • 8
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 9
    機内の通路を這い回る男性客...閉ざされた空間での「…
  • 10
    中国の砂漠で発見された謎の物体、その正体は「ミサ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中