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米ディズニー、10─12月の利益が予想上回る 独自の動画配信は好発進

2020年02月05日(水)10時05分

 2月4日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーが発表した第1・四半期(10─12月)決算は、利益が市場予想を上回った。2019年11月、ニューヨークで撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[4日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニーが発表した第1・四半期(10─12月)決算は、利益が市場予想を上回った。テーマパーク事業が好調だったほか、「アナと雪の女王2」の興行収入が利益に寄与した。

同社はまた、新たに始めた独自の動画配信サービス「ディズニー・プラス」の有料会員数が今週2860万人に達したと発表。同社が目指していたネット配信業界参入によるオンラインでの視聴者獲得に成功しているようだ。

特別項目を除いた1株利益は1.53ドル。リフィニティブのIBESデータによるアナリストの予想平均1.44ドルを上回った。

売上高は前年同期比36%増の209億ドル。

<「ディズニー・プラス」インドでも拡大へ>

証券会社3社のアナリストは「ディズニー・プラス」の会員が2000万人を超えると予想していた。同サービスは現在、米国を含む5カ国で視聴可能。3月29日からはインドでも配信が始まる。

13年前にネット動画配信を始めたネットフリックスの有料会員数は米国とカナダを合わせて6770万人。

ディズニーによると、同社傘下の動画配信サービス「Hulu」の会員数は3日時点で3070万人。スポーツ専門チャンネルESPNの会員数は今週760万人に達した。

ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、「ディズニー・プラス」の会員のうち、50%はディズニーに直接申し込み、20%は提携するベライゾン・コミュニケーションズを介しての申し込みだったと説明。

「ディズニー・プラス」で配信した「スター・ウォーズ」の実写ドラマ「マンダロリアン」のシリーズ1が終了した後も解約はさほど増えていないとし、「ディズニー・プラス」とESPNプラス、Huluをセット販売したことも解約を抑えるのに貢献したとの見方を示した。

アイガー氏は会見で、「マンダロリアン」は10月にシリーズ2が始まり、そのあとも続く予定だと語った。

<新型肺炎の影響>

テーマパークを含む部門の営業利益は9%増の23億ドル。

新型コロナウイルスの流行を受け、上海と香港のディズニーランドは1月下旬から閉園している。

ディズニーのクリスティン・マッカーシー最高財務責任者(CFO)は、閉園が2カ月続く場合、1─3月の営業利益は上海で1億3500万ドル減、香港で4000万ドル減となる可能性があると指摘。また、香港の反政府デモで観光業が落ち込んだ影響で、香港の営業利益はさらに1億0500万ドル減る可能性があるとした。

ただ、テーマパーク収入の大半は米国が占めており、アイガーCEOはCNBCに対し、米国での来園予約状況に変わりはないと述べている。

動画配信サービスへの大規模投資を行う「ディレクト・トゥ・コンシューマー・アンド・インターナショナル」部門の営業赤字は6億9300万ドルだった。

ESPNやディズニーチャンネルを含むメディア部門の営業利益は23%増の16億ドル。

映画制作部門の利益は3倍以上に増え、9億4800万ドルだった。

決算発表後の株価は横ばい。

*内容を追加しました。

ロイター
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