ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀、2019年は5年連続の赤字 コストが圧迫

2020年01月30日(木)18時56分

 1月30日、ドイツ銀行が発表した2019年第4・四半期決算は、16億ユーロ(17億8000万ドル)の赤字だった。写真は同行のロゴ。ロンドンで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Simon Dawson)

[フランクフルト 30日 ロイター] - ドイツ銀行は30日、2019年通期の赤字が57億ユーロ(63億ドル)と発表した。業務再編コストに圧迫され赤字が予想(50億ユーロ)を上回り、5年連続の赤字となった。

同行はゼービング最高経営責任者(CEO)の下、1万8000人の人員削減や投資銀行業務の縮小、プライベートバンキングとコーポレートバンキング部門への集中など、総額74億ユーロ規模の業務再編計画を断行中。ただ、世界経済の減速やユーロ圏の超低金利が逆風となっている。

ゼービングCEOは「新戦略は前進している」とし、収入が2019年下半期に安定したことや、多額の純損失はコスト改善が原因であることを強調した。

ただ、第4・四半期の赤字は16億ユーロでアナリスト予想の10億ユーロを上回った。

ドイツ銀行は過去5年の赤字が合計で150億ユーロにのぼり、株価は10年で82%下落した。

アナリストや投資家の間では、収入を生み出す力が大きな懸念要因。同行は繰り返し見通しを下方修正している。

第4・四半期の収入は4%減の53億ユーロ、年間では8%減の232億ユーロ。同行は2022年までに年間収入245億ユーロを目指すとしている。

コーポレートバンキング部門の収入は5%減、プライベートバンキング部門は4%減。一方、ドル箱の債券取引部門の収入は31%増。最近の減少からは改善したものの、一部の米大手銀の水準には届かなかった。

コスト削減計画は予定通りに進み、従業員数は昨年4100人超減少し、フルタイム相当で8万7597人。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランで大規模デモ、景気低迷への抗議で死者も トラ

ワールド

イエメン、分離派抑え込みに作戦実施 「平和的」と主

ワールド

シャンパンボトルの花火が原因か、40人死亡のスイス

ワールド

ベネズエラ大統領、米と関係改善意向 麻薬協議・投資
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 4
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 5
    【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時…
  • 6
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 7
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 8
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中