ニュース速報

ビジネス

世銀、2020年のタイの経済成長予想を2.7%に下方修正

2020年01月19日(日)10時33分

世銀は17日、タイの2020年の経済成長率予想を2.7%に下方修正。ただ、19年の成長率予想2.5%は上回る。消費回復と大型インフラプロジェクトが寄与。写真はバンコクのショッピングセンター。2018年12月撮影(2020年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[バンコク 17日 ロイター] - 世銀は17日、タイの2020年の経済成長率予想を2.7%に下方修正した。昨年10月時点では2.9%との見通しを示していた。修正後の数字はそれでもなお、昨年の成長率予想を上回っている。民間消費の回復と、大型インフラプロジェクトによる投資拡大が寄与するという。

世銀は声明で、2019年の同国の経済成長率は5年ぶりの低水準となる2.5%と予想。輸出の減少と内需の弱さが主因。2018年の経済成長率は4.1%だった。

タイ経済は輸出依存度が高く、米中貿易摩擦やバーツ高が痛手となった。投資の不振も足かせとなった。

「最近の経済成長の減速は、投資の減速や生産性の低い伸びなどタイの構造問題を浮き彫りにした」と世銀は指摘。「投資や生産性の伸びに目立った改善がなく、現在のトレンドが続けば、タイの年平均の経済成長率は3%を下回る水準にとどまる」と警告した。

2037年までに高所得国の仲間入りをするという目標を達成するには、タイは長期的に5%を上回る経済成長率を維持する必要があり、これには3%の生産性の伸びと、投資を国内総生産(GDP)の40%に相当する規模まで拡大する必要があるとの分析を示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

1月米雇用、13万人増と1年超ぶり大幅増 失業率4

ワールド

米テキサス空港の発着禁止解除、対無人機システム巡る

ビジネス

26年度の米財政赤字は1.853兆ドルに拡大の見通

ワールド

ロシア、米主導「平和評議会」初の首脳会合に不参加=
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 10
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中