ニュース速報

ビジネス

米株は小幅続落、関税発動期限控え様子見

2019年12月11日(水)07時11分

米国株式市場は小幅続落して取引を終えた。15日に発動が予定される米国の対中追加関税を巡り具体的な動きがあるか見極めたいとして模様眺めの展開となった。ニューヨーク証券取引所で9日撮影(2019年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場は小幅続落して取引を終えた。15日に発動が予定される米国の対中追加関税を巡り具体的な動きがあるか見極めたいとして模様眺めの展開となった。

取引開始前には、米中の通商交渉担当者らが15日の関税発動を延期する方向で調整を進めているとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けて株価指数先物が上昇していた。

しかし、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はその後、決定は下されていないと述べた。

エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ネラ・リチャードソン氏は「15日に新たな追加関税が発動されないことが明確になるまで、市場は完全には安心しないだろう」と述べた。

S&P500は、通商協議を巡る投資家心理の改善に加え、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ、企業業績を巡る懸念後退などを背景に年初来約25%上昇している。

市場はFRBが11日に金利据え置きを発表すると予想。米消費者物価指数(CPI)統計や12日の欧州中央銀行(ECB)理事会にも関心が集まっている。

通商関連では、米、メキシコ、カナダの3カ国が10日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の修正文書に署名した。ただ、市場は総じて反応薄だった。

S&P500の主要セクターは大半がマイナス圏で引け、不動産<.SPLRCR>や素材<.SPLRCM>の下げが目立った。

個別銘柄ではボーイングが0.9%安。1─11月の納入機数が前年同期の半分以下に減少した。

ネットフリックスも3.1%下落。ニーダムのアナリストが投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、競争激化により米契約者数が来年400万人減少する可能性があると指摘した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.02対1の比率で上回った。ナスダックは1.09対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約63億株。直近20営業日の平均は67億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 27881.72 -27.88 -0.10 27900.65 27949.02 27804.00 <.DJI>

前営業日終値 27909.60

ナスダック総合 8616.18 -5.64 -0.07 8623.56 8650.76 8600.82 <.IXIC>

前営業日終値 8621.83

S&P総合500種 3132.52 -3.44 -0.11 3135.36 3142.12 3126.09 <.SPX>

前営業日終値 3135.96

ダウ輸送株20種 10629.87 -46.64 -0.44 <.DJT>

ダウ公共株15種 852.58 +0.80 +0.09 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1720.90 +5.92 +0.35 <.SOX>

VIX指数 15.81 -0.05 -0.32 <.VIX>

S&P一般消費財 951.86 -2.03 -0.21 <.SPLRCD>

S&P素材 372.62 -2.20 -0.59 <.SPLRCM>

S&P工業 677.67 -1.18 -0.17 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 638.63 -2.25 -0.35 <.SPLRCS>

S&P金融 501.06 -0.01 0.00 <.SPSY>

S&P不動産 236.49 -1.62 -0.68 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 437.49 +0.66 +0.15 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1152.89 +1.69 +0.15 <.SPXHC>

S&P通信サービス 178.32 -0.64 -0.36 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1529.43 +0.05 0.00 <.SPLRCT>

S&P公益事業 317.43 -0.13 -0.04 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.11億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23450 0 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 23450 0 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

反体制派ナワリヌイ氏は「毒殺」、欧州5カ国声明 ロ

ワールド

米国は「欧州の子」、ルビオ国務長官がミュンヘン会議

ワールド

EXCLUSIVE-米軍、数週間の対イラン作戦に備

ワールド

アングル:インド進出を加速する英大学、移民抑制受け
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語…
  • 8
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 9
    機内の通路を這い回る男性客...閉ざされた空間での「…
  • 10
    中国の砂漠で発見された謎の物体、その正体は「ミサ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中