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米シティグループ、第2四半期利益は予想上回る 個人金融事業が好調
[13日 ロイター] - 米金融大手シティグループが発表した2018年第2・四半期決算は、メキシコや北米、アジアでの個人向け金融事業の好調が寄与し、利益がアナリスト予想を上回った。
他の大手米銀と同様、シティも法人税減税や景気拡大を背景とする借り入れ需要の高まりの恩恵を享受している。
純利益は44億9000万ドルで、前年同期の38億7000万ドルから16%増加。グローバル・コンシューマー・バンキング部門の純利益が14%増加したことが寄与した。継続事業ベースの税引き前利益は5%増加。
1株当たりの利益は1.28ドルから1.63ドルに増加し、トムソンロイターI/B/E/Sが集計したアナリストの平均予想(1.56ドル)を上回った。自社株買い戻しにより、発行済み株式総数が前年比8%減少したことも1株利益を押し上げた。
トランプ政権の法人税減税を受けて、所得税への引当金は3億5100万ドル減少した。
収入は約2%増加し184億7000万ドルとなったが、アナリストの予想(185億1000万ドル)をわずかに下回った。
債券引受による収入は金利上昇を受けて20%減少した。
投資銀行部門は7%減収。債券トレーディング部門が6%減収となる一方、株式取引部門は19%の増収だった。マーケット・証券サービス部門の収入は1%減少した。
前月、ジョン・ガースパッチ最高財務責任者(CFO)は、トレーディング部門の収入について、前年同期並みとの見通しを示していた。
マイケル・コルバット最高経営責任者(CEO)は声明で、決算内容を受けて、昨年に設定した財務目標の達成に引き続き自信を持っていると述べた。
シティの年初来株価は前日までに7.9%下落。この日は午後の取引で約2%安となっている。前日までのKBW銀行株は1%下落となっている。
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