ニュース速報

ビジネス

米NEC次期委員長、カドロー氏起用積極的に検討=トランプ氏

2018年03月14日(水)00時43分

3月13日、トランプ米大統領は国家経済会議(NEC)の次期委員長に保守派コメンテーター、ラリー・カドロー氏の起用を「かなり積極的に」検討していることを明らかにした。写真は7日、ニューヨーク証券取引所からCNBCの番組に出演するカドロー氏(2018年ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、国家経済会議(NEC)の次期委員長に、保守派コメンテーター、ラリー・カドロー氏の起用を「かなり積極的に」検討していることを明らかにした。

NECのゲーリー・コーン委員長は前週、辞任を表明。トランプ大統領の鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置の発動が背景にあったとみられる。

カドロー氏も輸入関税措置には反対の立場を示していたが、トランプ大統領は、カドロー氏は通商問題の再交渉に関税措置は有効な手段であるとの見解に「立場を変えた」とし、「われわれはすべての事柄で意見が一致するわけでないが、今回の場合、それで良いと考えている。多様な考え方が必要だ。われわれは多くのことで見解が一致している」とし、「ラリー(・カドロー)氏の可能性が非常に高い」と述べた。

カドロー氏は70歳。レーガン政権で経済アドバイザーを務めた経験がある。トランプ氏とは長年の知己で、2016年の大統領選では初期の頃からトランプ氏を支持していた。

次期NEC委員長には、マイクロソフトとゼネラル・モーターズの元幹部、クリス・リデル氏のほか、国家通商会議(NTC)のピーター・ナバロ委員長も候補として名前が挙がっている。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英財務報告評議会、EYのシェル監査を規則違反で調査

ビジネス

MUFG、インドのノンバンクに5000億円超出資へ

ビジネス

ドイツ輸出先、中国が7位に後退へ 15年ぶりトップ

ビジネス

焦点:「ドルサイクル」転換の年に、トランプ氏復帰で
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 5
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 6
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 7
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 8
    大成功の東京デフリンピックが、日本人をこう変えた
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中