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スイス中銀、フラン需要抑制に緩和策維持=メクラー理事

2019年08月29日(木)02時24分

[ローザンヌ(スイス) 28日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のメクラー理事は28日、世界的に不確実性が高まる中、スイス中銀は安全資産と見なされるスイスフランに対する需要を抑制するために拡張的な金融政策を維持するとの姿勢を示した。

メクラー理事は経済関連の会議で、フラン相場は「極めて高い水準にある」との認識を示し、フラン需要の抑制に向け、中銀はマイナス金利政策を維持し、外国為替市場への介入を継続すると述べた。

また、スイスではインフレ圧力はまだ極めて弱いため、拡張的な金融政策はなお必要とされているとの認識を表明。フランの需要抑制に効果があるため、マイナス金利政策は重要だと述べた。

その上で、マイナス金利政策は効果を発揮しているとの見方を示すと同時に、スイス中銀には外為市場への介入を実施する余地がまだ多く残されていると述べた。

ロイター
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