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トランプ大統領、米中通商交渉を楽観視 華為問題は影響薄と側近

2018年12月08日(土)03時49分

[7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、「中国との交渉は順調に進んでいる」とのコメントをツイッターに投稿し、米中通商交渉を巡り楽観的な認識を示した。

同時に大統領側近らは、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)逮捕による交渉への影響はないとの考えを示した。

ファーウェイの孟CFOが1日、カナダで逮捕された問題が、通商交渉に影を落とすとの懸念が広がっているが、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はこの日、CNBCとのインタビューで、米中通商交渉に波及するとは想定していないと語った。

カドロー委員長によると、米国は対イラン制裁を回避するために国際金融システムが利用された疑惑を捜査しており、今回の逮捕はその一環。対イラン制裁違反を巡りファーウェイは「かなり前」から警告を受けていたと指摘。ただ米中交渉については引き続き楽観的な見方を示した。

ホワイトハウスのナバロ通商製造政策局長も、米中通商戦争の「休戦」と、孟CFOの逮捕は何の関連もないとの見解を示した。

また、カドロー委員長は、米中交渉が90日間の交渉期間が終了する来年3月1日までにかなりの進展を遂げると楽観しているとし、「良好かつ確かな動き、良好な行動が取られれば、トランプ大統領は90日の交渉期間を延長する可能性もある」と述べた。

その上で、中国が農産品やエネルギー関連製品の輸入を即時再開し、自動車関税を引き下げることを米政権は期待しているとの考えを改めて示した。

ロイター
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