別冊『アステイオン』

2014/2月発売

「災後」の文明

御厨 貴、飯尾 潤[編集]
  • 2014/2発売
  • ISBN978-4-484-14203-6 C0030
  • A5判・並製/352ページ

東日本大震災から3年、サントリー文化財団「震災後の日本に関する研究会」の成果が一冊に。被災地復興、自衛隊、グローバル化、天皇制、ソーシャルメディア、リスボン地震……などのキーワードをもとに政治学、経済学、社会学など各分野から豪華執筆陣が、災後の日本をこれからどう創っていくかを論じる。

目次

【序】

  • 『「災後」の文明』のリアリティを求めて御厨 貴

【第一部 政治の反転】

  • 復興政策への期待と政府の能力飯尾 潤
  • 二つの「災後」を貫く「統治(ガヴァナンス)」牧原 出
  • 多重防御と多機関連携の可能性伊藤正次
  • 東日本大震災と国民の中の自衛隊村井良太

【第二部 恐怖と共感】

  • 「戦後」の恐怖と「災後」の希望苅部 直
  • リスボン地震後の知の変容川出良枝
  • 共感、愛着、および国民的偏見――アダム・スミスの場合堂目卓生
  • 東日本大震災と「政治的なもの」梅田百合香

【第三部 災後の気分】

  • 震災後の日本人の幸福度と助け合い精神大竹文雄
  • 「災後」メディア論と「輿論2.0」佐藤卓己
  • ソーシャル・ネットワークと群れの政治――再魔術化する日本五野井郁夫

【第四部 グローバル化と災後日本】

  • 東日本大震災と関東大震災からみえる日中関係武藤秀太郎
  • 二つのツナミの間で池内 恵
  • 企業が国家を選ぶ時代と震災体験柳川範之
  • 国内連帯とグローバル化遠藤 乾

【まとめ】

  • 現状の自覚と行動のための手がかり飯尾 潤

  • 震災後の日本に関する研究会開催一覧
  • 年表
  • 参考文献
  • 執筆者プロフィール
  • Table of Contents in English
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