戦後の世界経済を振り返ると、終戦直後から60年代後半にかけての高成長時代、70年代から80年代前半にかけてのインフレを伴う低成長時代、そして、再び世界経済が長期成長軌道に乗った90年代以降という3つの時代に区分できる。最初の高成長は25年、インフレ時代は15年継続した。近年の高成長は30年続いたので、次の流れとして、再び低成長とインフレの時代がやって来てもおかしくはない。

米中の対立やロシアのウクライナ侵攻など、経済のグローバルに逆行する出来事も相次いでおり、一連の動きは見方によっては時代の変化の前兆と捉えることもできる。将来を正確に予想することは不可能だが、少なくとも、世界経済はすぐに安定化するというような安易な期待は持たないほうがよいだろう。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化するテロリズム
2026年10月6日号(9月29日発売)は「進化するテロリズム」特集。

9.11から25年。安価なドローンとAIとSNSの普及で、テロ組織は力を蓄え、脅威を増している

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます