[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反落した。国内連休中の米国株が下落したことで序盤から売りが優勢の展開。その後、自動車や銀行株に買い戻しが入り、一時プラスに転じる場面もあったが、ファーストリテイリング<9983.T>の下げが重しとなった。
日米の金融政策決定会合を前に手控えムードも広がった。TOPIXとJPX日経400<.JPXNK400>は続伸した。
日経平均は寄り付きで日中安値を付けた後は切り返し、前場後半に1万6600円に迫る動きをみせた。マイナス金利の深掘りが見送られるとの見方から、銀行株が底堅く推移。トヨタ<7203.T>は前週末比で一時2%超高となった。
前週の東証空売り比率が高水準にあったことから、全体相場に対してはイベント前の買い戻しの影響もあったとみられている。「明日の金融政策決定会合を前に思惑先行の地合いとなりやすく、動きも荒くなった」(野村証券エクイティ・マーケット・ストラテジストの小高貴久氏)との声も聞かれた。
一方、ファーストリテイリング<9983.T>は5%超安で取引を終了。1銘柄でこの日の日経平均を約71円押し下げる要因となった。日銀による指数連動型ETF(上場投信)の買い入れをめぐり、「日経平均型の買い入れを中止するとの見方が広がった」(外資系証券)ことが売り材料となったようだ。
もっとも、同社とともに日経平均の寄与度の高いソフトバンクグループ<9984.T>はしっかり。「流動性の観点から、TOPIX型のみの買い入れは考えにくい」(国内証券)との声も聞かれた。
日経平均が下落し、TOPIXが上昇したことで、NT倍率<.NTIDX>は12.52倍まで低下。終値ベースでは7月14日以来の低水準を付けた。
個別銘柄ではタカタ<7312.T>が大幅安。同社が再建に向けたスポンサー候補について2陣営程度に絞り込み、その手法として法的整理も選択肢として浮上していると一部で報じられ、嫌気された。半面、エフ・シー・シー<7296.T>がしっかり。トヨタ向けクラッチアッセンブリーを新規に受注し、本格生産を開始したとの発表を好感した。
東証1部騰落数は、値上がり932銘柄に対し、値下がりが876銘柄、変わらずが169銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 16492.15 -27.14
寄り付き 16403.22
安値/高値 16403.22─16591.70
TOPIX<.TOPX>
終値 1316.97 +5.47
寄り付き 1305.17
安値/高値 1304.75─1323.98
東証出来高(万株) 179559
東証売買代金(億円) 20749.35
(長田善行)