[バンコク 22日 ロイター] - タイ中銀は22日、政策金利の翌日物レポ金利を1.50%に据え置いた。金融政策委員会は6対0の全会一致で金利据え置きを決めた。ロイター調査では、エコノミスト27人全員が据え置きを予想していた。
金融政策委は声明で、現在の金融政策は依然として景気回復を支援していると指摘。経済は予想通りに成長するとの見方を示した。
タイ中銀は、2016年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを3.1%で据え置いた。輸出に関しては、3月に公表した当初予想のマイナス2%から引き下げ、マイナス2.5%とした。
タイ経済の60%以上を占める輸出は過去3年間減少している。
インフレ率の見通しについては0.6%で据え置いた。
キャピタル・エコノミクスのクリスタル・タン氏は、利下げの可能性は完全には排除できないとの見方を示した。ただし「経済の状況は現時点では、これまでよりも力強いように思われる」とも指摘した。
金融政策委は、政府支出と観光が引き続き経済をけん引すると強調。一方で「タイ経済はなお、先行きリスクに直面すると見込まれることから」一定の金融政策余地は残しておくべきとの見方を示した。