[東京 10日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の107.14/16円だった。仲値公示を挟んで強含んだが、来週には日米の中銀会合、その翌週には英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が、それぞれ控えており、徐々に様子見ムードが強まった。
朝方に日経平均株価が小安く始まって下げを拡大すると一時106.91円に下落し、午前の安値をつけた。その後は株価が下げを広げてもドル/円の下押しは強まらず、底堅い動きとなった。
商業決済の集中する五・十日にあたり、仲値公示を挟んで輸入企業のドル買い/円売りが支えとなり、ストップロスを巻き込んで一時107.27円まで上昇した。
その後は正午にかけて、107円前半でのもみ合いが続いた。「来週に中銀イベントを控えているほか、英国民投票の先行きも見通しにくい。週末でもあり、徐々に手がけにくくなってきている」(国内金融機関)という。
来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合の予定がある。米国では雇用統計の弱い数字を受けて6月利上げの見方はほぼなくなった。日本でも国民理解の進んでいないマイナス金利の拡大を、参院選前に打ち出すとは考えにくいとみられており、日米の中銀会合ではともに政策現状維持との見方が有力となっている。