[東京 1日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から横ばいの110.72/74円だった。英国のEU離脱派優勢との世論調査や、米経済指標のまちまちな結果を受けて、米国の6月利上げへの思惑が後退してきており、ドル買いは盛り上がりに欠けた。
短期筋の円ロングのポジションが縮小してきたことで「巻き戻しによる円売りの勢いが出にくく、このところドル/円の上値追いは徐々に鈍くなってきている」(邦銀)との声も聞かれた。もっとも、110円前半から半ばでは押し目買い興味も観測されており、底堅さも意識されている。
朝方には、海外時間の株安の流れを引き継いで日経平均株価が下げて始まり、ドル/円は一時110.42円まで下押しされた。株価が下げ幅を縮小するのをながめてドル/円も切り返したが、仲値公示にかけて実需筋の取引は盛り上がらず、戻りは鈍かった。
中国指標の無難な結果を受けて中国株価は底堅く推移。豪経済指標の堅調な結果が発表されると豪ドルが上昇し、ドル/円はリスク選好の円売りも交えて一時110.83円まで上昇したが、勢いは続かず、正午にかけて110円後半でのもみ合いとなった。