[ロンドン 31日 ロイター] - 世界的な女性建築家、ザハ・ハディド氏が31日、心臓発作のため、米フロリダ州マイアミの病院で死去した。同氏の建築事務所が明らかにした。65歳だった。

同氏はイラクのバグダッド生まれ。ロンドンに活動の拠点を置き、2012年のロンドン五輪で使用された水泳会場、アゼルバイジャンのヘイダル・アリエフセンターなど、世界各地で大型プロジェクトを手掛けた。流線形で斬新なデザインが有名。

2004年には女性で初めて建築界で最も権威あるとされる米プリツカー賞を受賞した。

また、2020年の東京五輪でメーン会場となる新国立競技場の旧計画をデザインしたが、総工費が大幅に膨らんだことから、計画はその後、白紙撤回された。

事務所は「今週初めに気管支炎を患い、病院での治療中に突然、心臓発作に見舞われた」と発表した。

ハディド氏は先月、英BBCラジオのインタビューで「建築家はクレイジー。5日連続で徹夜したこともある。疲れ切って朦朧(もうろう)とすることも」と語っていた。

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