3月7日(ロサンゼルス現地時間)に授賞式が行われる今年のアカデミー賞は、泣いてはいけないらしい。
WENNによると、毎年、授賞式前に開かれる、ノミネート者を招いての昼食会でのこと。プロデューサー側から「受賞者は、演壇に上がったら感情を抑えるように」とのアドバイスが出たという。
賞の中で、"涙混じりの感謝のスピーチは、もっとも嫌がれれる行為"なんだとか。
涙のスピーチと聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、ハル・ベリー。 黒人初の最優秀主演女優賞を受賞し、泣きながら、「すべての有色人種の女性に扉が開かれた」とスピーチした姿は、全然嫌ではなかったけれど・・・・。
それにしても、そんなに泣いてた人っていたかしら?と、ここは写真部の特権。ここ10年の写真を検索してみた。
写真で明らかに泣いていると分かるのは、ニコール・キッドマンにシャーリズ・セロン。それにハル・ベリーを合わせた3人くらいか。男性陣はさすがに泣いてない。
なのになぜ、そんなに涙混じりが嫌われる??
実のところ、"涙混じり"というよりは、"感謝(Thank You)"のスピーチが嫌がられるということらしい。 確かに、だらだらと、こちらが分かる訳もない名前の羅列の感謝の言葉は、時に退屈し間延びした感じになる(私は嫌いではないが)。
ということで今回は、スピーチを2つ用意するらしい。1つは壇上で。もう1つは舞台裏のカメラに向かって(こちらは、好きなだけThank Youを言っても良い)
昼食会では、この2つのスピーチの仕方を、過去の受賞者のビデオを使って指導する熱の入れよう(昼食会って、こんなことしてるのか)。 ロベルト・ベニーニのように、興奮のあまりイスの上に立ち上がってもいいし、舞台上で踊り出してもいいらしい。とにかく名前の羅列で時間だけは取ってくれるなとばかりに、「この生涯一度の瞬間、感じた事を表現して欲しい」とのお達しが出た。
アカデミー側は、これで毎回の課題、時間の短縮&視聴率アップを図りたいのだろうが、果たして受賞者が言うことを聞くかは当日までのお楽しみ。
確かに、ありがとうの羅列より、もっと意味ある言葉を言ってくれる方が、見る側としても楽しめるが。
さてさて、この結果はいかに?
――編集部・川崎寿子