今月の初め、私の実家、新潟では26年ぶりの大雪となりました。
あまりに久しぶりの事で、除雪車も足りなくなるほどの大騒ぎだったそうです。
よく、新潟出身というと、「冬は2階から出入りするの?」と聞かれますが、さすがにそこまでの経験はありません。
私の母も、山間の豪雪地帯出身ではないですが、2階からの出入りを数度経験したことがあるそうで、その時の状況を聞いてみました。
2階から出入りと聞いて、2階 の高さまで雪が降り積もると想像していたのですが、そこは豪雪地帯とは少し違うようです。屋根から降ろした雪が、家の壁際に積み上がり、道路に積もった雪の上にも重ねられ、1階は埋没。それで2階からの出入りとなるのだそうです。
塞がれた窓の向こうはといえば? ガラス越しに雪で覆われている。
と思っていたのですが、そこはちゃんと 、外側から板で補強。
そしてその時1階は? もちろん真っ暗。
とは言え、家の温度で雪は解けるし、多少の灯り取り(補強板を斜めに取り付けるらしい)も出来ていたよ うで、常時真っ暗というわけでもなかったそうです。
車はもちろん出せませんが、今のように一家に一台自家用車という時代でもなかったので、その辺は大きな混乱もなかったよう。
サンパチ豪雪といわれる、昭和38年の降雪時には、電線をまたいで(!)歩いた記憶や、左右の歩道を行き来するため、積み固まった路上の雪にトンネルを作って反対側へ渡ったとか、そんな話を聞いてると、今回の一晩で80cmを超える積雪も、なんだが可愛く聞こえてきます。
今では、除雪車もすぐ来るし、消雪パイプも設置され、同じように雪が降っても、昔のような積もり方にはならないでしょうが、一度くらいはそんなドカ雪も体験してみても良かったかなぁと。毎年は嫌ですが。
――編集部・川崎寿子