[ウィーン 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ECBがインフレ率押し上げのため債券買い入れプログラムの強化を検討することは正しいとした上で、その判断を下す前に非常に慎重に考える必要があるとの見解を示した。

2日付のオーストリア紙、クライネ・ツァイトゥンクとのインタビューで述べた。

ECBはなぜ債券買い入れプログラムの拡大を検討しているのか、との質問に対して、総裁はインフレ率が目標の2%の水準を大幅に下回っていると指摘し、「ECBは行動しなければならない」と明言。「ただし、決定は下されていない。議論はしている」とし「慎重、かつ、安定的な政策が望ましい」とも述べた。

量的緩和が効果を見せていないとの見方に対しては否定的な考えを示し、「このプログラムがなかったら一段と困難な状況になっていただろう。ユーロ圏がデフレ悪化や危機に陥るのを防いだ」と指摘した。

ECBのドラギ総裁は10月31日付の別の新聞に対して、中期のインフレ目標の達成に向け必要な措置をとる用意があると述べている。

ECBは先月、12月の理事会で追加緩和に踏み切る可能性を示唆。資産買い入れプログラムの調整や預金金利引き下げを含む対応策を検討すると明らかにした。

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