[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポールの消費者物価指数(CPI)はさらに数カ月間低下が続きそうだが、原油相場が落ち着き世界経済が回復していることから、シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は年内いっぱい金融政策を据え置くとみられる。

3月の総合CPI<SGCPIY=ECI>は家賃や移動コストなどの下落を受けて0.3%低下し、5カ月連続で前年比マイナスとなった。ただコア指数は上昇が続いている。多くのエコノミストは総合CPIが第3・四半期ごろに下げ止まると予想している。

MASは1月、原油相場の下落によりインフレ見通しが大幅に低下したとして、4月の政策見直しを待たずに金融緩和に踏み切った。市場は意表を突かれた格好となり、シンガポールドルは下落。3月半ばに対米ドルで4年半ぶりの安値をつけた。

4月も一部で追加緩和観測が出ていたが、この時は政策変更を見送った。

現在エコノミストの間では、世界経済の見通しが悪化し、2─4%としている政府の成長率予想の達成が危ぶまれたり、CPIが前年比でマイナスになったりしない限り、MASは追加緩和に動かない公算が大きいとの見方が大勢だ。

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