[ニューヨーク 12日 ロイター] - 12日の米国株式市場は続落。既に米利上げをめぐる懸念を抱えていた投資家が、最近鮮明化してきた世界的な債券利回り上昇に不安感を強めた。
ダウ工業株30種<.DJI>は36.94ドル(0.20%)安の1万8068.23ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は17.38ポイント(0.35%)安の4976.19。
S&P総合500種<.SPX>は6.21ポイント(0.29%)安の2099.12。
S&P総合500種の10セクターのうち8セクターが下落し、素材株<.SPLRCM>の下げが最もきつかった。半面、エネルギー株<.SPNY>は原油高を受けて0.44%上がった。
ナスダック総合とS&P総合500種にとっては、アップル<AAPL.O>が0.36%下げたことも響いた。
インターネット・サービスのAOL<AOL.N>が18.6%上昇。通信大手ベライゾン・コミュニケーション<VZ.N>がAOLを約44億ドルで買収すると表明した。ベライゾンは0.4%安だった。
ろ過・分離・精製機器のポール<PLL.N>は、身売りに向けた入札の最終段階にあるとウォールストリート・ジャーナル紙が報じたことで、19.4%上がった。
ここ数日間は、米国やドイツの国債利回りが予想外に上昇して米株式投資家を苦しめている。
12日には米10年債利回りが一時昨年11月半ば以来の高水準となったが、こうした国債利回り上昇は借り入れコストの増大を意味し、企業の事業拡大を困難にしかねない。
ピムソール・マーク・キャピタルのマネジングディレクター、ジム・アワド氏は「連邦準備理事会(FRB)のコントロール外の金利上昇で、金融市場は望ましくない形で引き締められていく」と指摘。最終的に借り入れコストが景気回復を脅かすほど跳ね上がったとしても、政策金利が事実上ゼロになっている以上、FRBとして打つべき手はほとんどなくなるとの見方を示した。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1679で上げ1367(比率は1.23対1)、ナスダックが下げ1556で上げ1187(1.31対1)だった。
BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約59億株で、過去5営業日平均の68億株を下回った。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 18068.23(‐36.94)
前営業日終値 18105.17(‐85.94)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4976.19(‐17.38)
前営業日終値 4993.57(‐9.98)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2099.12(‐6.21)
前営業日終値 2105.33(‐10.77)
*内容を追加します。