[イスタンブール 8日 ロイター] - 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、トルコ国債の格付けについて、早ければ半年以内に引き下げる確率が3分の1との見解を示した。中央銀行の独立性に懸念が生じているためという。

S&Pはこの日、トルコの現地通貨建て国債を「BBB」から「BBBマイナス」に一段階格下げした。注目されていた外貨建て国債格付けは据え置かれ、投資家にとっては一安心となる公算が大きいが、S&Pは変更があり得ると警告している。

S&Pは「脆弱化した金融政策の伝達経路を含めた中銀に対する信頼問題によって、トルコ・リラの取引通貨としての立場が損なわれたと判断している」との見解を示した。

その上で、「財政状況、債務残高が現時点での見通しから逸脱した場合、向こう半年から1年以内に(追加)格下げを行う可能性は少なくとも3分の1ある」と説明した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。