[アデン/カイロ 6日 ロイター] - 軍事衝突が続くイエメンでは市民ら120人以上が死亡し、燃料不足などにより救助活動が滞る可能性も出てきている。

同国では、イスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」と、サウジアラビアが支援するハディ暫定大統領派との衝突が激化。目撃者らによると、南部の港湾都市アデンではボートで逃げようとした少なくとも40人の市民が、フーシ派の攻撃を受けて死亡した。

一方フーシ派も6日、国境近くでのサウジ軍などの爆撃により、市民40人が死亡したと明らかにした。

イエメンへの輸入も中断しており、国連と地元のNGOは、人口の約80%にあたる約2000万人が飢餓に瀕する危険性があると見積もっている。ここ数週間、燃料不足により、病院への食料供給などに影響が出ているという。

国際NGO団体セーブ・ザ・チルドレンは「数百万人の市民、特に子どもたちの命が危険にさらされているが、まもなくわれわれの打つ手はなくなる」と懸念を示した。

米国のケリー国務長官は6日、イエメンへの人道支援に6800万ドル(訂正)を拠出すると表明。燃料調達や市民への食糧、薬品を届けるための一時停戦について、サウジアラビアと話し合う予定という。

また、イエメンのヤシン外相はリヤドで記者会見を行い、テレビ放送を通じて、アデンでのフーシ派の攻撃をやめさせるよう国際社会の介入を訴えた。同相はアデンはフーシ派の手に落ちていないことを強調したうえで、アデンの人々はサウジアラビアの助けを求めていると述べた。

*本文3段落目の米国の支援額を「6800ドル」から「6800万ドル」に訂正します。

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